有史以前、人類は石とともに進化してきました。

石器時代。

そして時が流れ、青銅、鉄器時代へと移り変わります。



人類が最初に手にした鉄は、

実は天空からもたらされた特別な鉄でした。



そう、隕石(隕鉄)です。



エジプトでは紀元前3000年前のウルという遺跡から、鉄器の断片が見つかっています。

また、ギザにあるクフ王のピラミッドの石の隙間からは、紀元前2500年前の鋸の歯が見つかっています。

実はいずれも、放射性物質の調査から、鉄器が隕鉄に因るものであったと判っています。



鉄は古代人類にとって、まさしく天空から降ってきた霊力宿る特別な存在でした。

その後、鉄は人類にとって最も利用価値のある金属として、常に歴史を動かしてきました。

この現代といえど、鉄を抜きに生活が成り立たないことは明白です。



宇宙からこの地球にたどり着いた、隕鉄たち。

また、地球の生命の元始も、菌類が宇宙からたどり着いたのがはじまりという説もあります。

そう考えると、なぜか懐かしさと、親しみを覚えます。



海を懐かしいと感じる人がいるように、

隕石を通じて、宇宙を懐かしいと思う人も、

少なかれいるのではないでしょうか。

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